バーチャルアイドルのキャラクター 初音ミクに「早春賦」を歌わせる |
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何とも可愛い伸びやかな声でしょ!
歌声ソフトウェアシンセサイザで製作した早春賦です。
近い将来、童謡歌手の出番は益々無くなりそうです。
初音ミクは、札幌市に本社を置くクリプトン・フューチャー・メディアが開発販売している「歌声ソフトウェアシンセサイザ(ボーカル音源)」の一つである。ヤマハの『VOCALOID 2』を採用した「キャラクター・ボーカル・シリーズ(CVシリーズ)」の第1弾として発売された。音階と歌詞を入力することで、ボーカルパートやバックコーラスを作成することができる。
『VOCALOID 2』を採用することにより、従来のシリーズと比べより自然な歌声が合成できる様になった。また、日頃DTMに馴染みのない客層にもアピールするため、ソフトウェア自体に「未来のアイドル」をコンセプトにキャラクタ付けをしているのが特徴である。音声ライブラリのベース音声に本格派シンガーを採用すると「あまりに生々しくなってしまうのでは、との配慮から、
声優・藤田咲が担当している。
本ソフトは年間1,000本売れれば大ヒットというDTMソフトウェアのジャンルにおいて、発売後2週間で3,000本以上という異例の売れ行きを見せ、発売から3週間でサウンド関連ソフトのシェアの30%を占めるなどの人気となった(出典データには、楽器店やネット通販の売上げ数は含まれない)。体験版を収録した『DTMマガジン』(寺島情報企画)2007年11月号は、通常より相当数を発行したにもかかわらず3日で完売したうえ、一時ネットオークションで高騰する事態となった。
キャラクター
声に身体を与えることで、より声にリアリティを増すという観点から、『初音ミク』にはバーチャルアイドルのキャラクターが設定されている。デザインはイラストレーターのKEIによる。
髪は青緑色で、くるぶしまで届く長さのツインテール。衣装はヤマハのシンセサイザー・DX7およびDXシリーズをモチーフとしており、黒を基調として所々に青緑色の電光表示をあしらっている。1983年に発売されたDX7はデジタルシンセサイザーの普及に貢献したヒット商品であり、これにちなんで初音ミクを広く認知して欲しい・一時代を築いて欲しいとの願いを込め、ヤマハの担当者を説得した上でデザインに採用したという。左上腕部には赤色で「01」のサインが入るが(初期設定はQRコード[6])、これはキャラクター・ボーカル・シリーズで最初に発売された製品であることを表す。
名前の由来は、『VOCALOID2』シリーズの「初めての音」から「初音」、将来の音楽の可能性から「未来」(ミク)とされた。
プロフィール
公式プロフィールのページによるキャラクターの設定は以下の通り。
* 年齢 : 16歳
* 身長 : 158cm
* 体重 : 42kg
* 得意ジャンル : アイドルポップス / ダンス系ポップス
* 得意な曲のテンポ : 70-150BPM
* 得意な音域 : A3-E5
なお、得意なテンポ・音域に関しては、あくまで目安で実際は非常に広い範囲で歌えるとしている。但し、発音は基本的に日本語を前提とされているために、英語発音等に関してはやや難があり、ユーザーによる腕の見せどころともなっている。